ポータブル電源は、キャンプや車中泊だけでなく、防災対策の必需品として広く認知されています。しかし、防災目的で購入する際、多くの人が見落としがちな重要な機能があります。
それが「UPS機能（無停電電源装置）」です。
「UPSって何？」「うちには必要ないのでは？」と感じる方もいるかもしれません。しかし、地震や台風による突然の停電は、パソコンのデータ消失や医療機器の停止など、取り返しのつかない事態を引き起こす可能性があります。
1. 突然の停電から「命綱」を守る：UPS機能とは？
UPS（Uninterruptible Power Supply）機能とは、主電源からの電力供給が途絶えた際、瞬時にポータブル電源の内蔵バッテリーからの給電に切り替える機能です。
1.1. UPS機能の仕組みと「パススルー充電」との決定的な違い
多くのポータブル電源には「パススルー充電」機能が搭載されています。これは、充電しながら接続機器に給電できる機能ですが、停電時には一瞬給電が途切れます。
この「転送時間」が非常に重要です。一般的なパソコンやルーターは、数十ミリ秒の停電でも電源が落ちてしまいます。PECRONのUPS機能は、この転送時間を極限まで短縮することで、接続機器に電源が途切れたことを認識させません。
2. 日本の防災環境でUPS機能が「必須」な理由
日本は自然災害が多く、停電リスクが高い国です。UPS機能は、特に以下の「命綱」となる機器を守るために必須です。
2.1. データと業務を守る：パソコン・ルーター
•パソコン： 停電で電源が落ちると、作業中のデータが消失するだけでなく、HDDやSSDなどの記憶装置が破損するリスクがあります。UPS機能があれば、安全にシャットダウンするまでの時間を稼げます。
•ルーター・通信機器： 災害時、情報収集や安否確認のための通信手段は生命線です。ルーターや光回線終端装置（ONU）をUPSに接続しておけば、停電直後も通信を維持できます。
2.2. 健康と生活を守る：医療機器・冷蔵庫
•医療機器： 在宅医療で使用する人工呼吸器や酸素濃縮器など、一瞬の停電も許されない機器にとって、UPS機能は文字通り命を守る機能となります。
•冷蔵庫： 長時間の停電は、冷蔵庫内の食品を腐敗させます。大容量のUPS機能があれば、食品の安全を確保できます。
3. PECRONのUPS搭載モデル：E1500LFP/E2000LFPの活用術
PECRONは、日本の防災ニーズに応えるため、安全性に優れたLFPバッテリーと高性能なUPS機能を組み合わせた大容量モデルをラインナップしています。
これらのモデルは、大容量かつ高出力でありながら、UPS機能を搭載しているため、家庭のバックアップ電源として最適です。
LFPの安全性と長寿命、大容量による長時間バックアップ、UPS機能による瞬時給電。
LFPの安全性と長寿命、大容量による長時間バックアップ、UPS機能による瞬時給電。
3.1. UPS機能の設定と活用ポイント
1.接続機器の選定： まず、停電時に絶対に電源を落としたくない機器（PC、ルーター、医療機器など）を選定します。
2.常時接続： これらの機器をPECRONのUPS対応ポートに常時接続しておきます。これにより、普段はコンセントから電力を供給し、停電時のみ自動でバッテリーに切り替わります。
3.LFPバッテリーの安心感： PECRONのLFPバッテリーは自己放電率が低く、長期間満充電に近い状態で保管しても劣化しにくいため、防災備品として最適です。
4. まとめ：UPS機能で「もしも」の備えを万全に
ポータブル電源を選ぶ際、容量や出力だけでなく、「UPS機能の有無」は防災レベルを決定づける重要な要素です。
後悔しないためのチェックリスト：
1.UPS機能が搭載されているか？ (瞬時切り替えが可能か)
2.バッテリーは安全性の高いLFPか？ (長期保管と発火リスクの低減)
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