- Jul 17
- 作成者 PECRONJAPAN
近年、企業における防災対策やBCP(事業継続計画)への関心が高まる中、オフィスの非常用電源としてポータブル電源を導入するケースが増えています。
突然の停電が発生すると、パソコンやWi-Fiルーター、通信機器などの業務に必要な設備が使用できなくなり、仕事の継続に大きな影響を与える可能性があります。
特に自然災害が多い日本では、「停電した際にどの業務を優先して維持するか」「必要な電源をどのように確保するか」を事前に考えておくことが重要です。BCP対策では、非常時でも最低限の業務を継続できる環境づくりが求められています。
ポータブル電源は、大掛かりな設備工事を必要とせず、必要な場所へ移動して使える点が特徴です。普段は会議室やイベント、テレワーク環境で活用しながら、災害や停電時には非常用電源として利用できます。
本記事では、オフィスでポータブル電源が必要とされる理由から、選び方のポイント、具体的な活用シーンまで詳しく解説します。
1.オフィスでポータブル電源が必要とされる理由
オフィスでポータブル電源が注目されている主な理由は、「停電時の業務継続」と「日常業務での利便性」の2つです。
単なる非常用設備ではなく、普段から活用できる電源として導入できることが、多くの企業から選ばれる理由になっています。
●停電時でも業務を継続するため
オフィスでは、電気が止まることでさまざまな業務機器が利用できなくなります。
例えば、以下のような機器は日常業務に欠かせない存在です。
・ノートパソコン
・Wi-Fiルーター
・スマートフォン
・モニター
・照明機器
・電話・通信設備
短時間の停電であれば大きな影響が出ない場合もありますが、復旧まで時間がかかると業務停止や顧客対応への遅れにつながる可能性があります。
ポータブル電源を備えておけば、重要な機器へ優先的に電力を供給でき、停電時の影響を抑えることができます。
特に、災害発生時には従業員の安否確認や社内外との連絡手段の確保が重要になるため、通信機器を維持できる電源環境を整えておくことは有効な対策です。
●BCP(事業継続計画)の一環として
BCPとは、自然災害や事故などの緊急事態が発生した場合でも、重要な業務を継続・早期復旧するための計画です。
従来の非常用電源というと、発電機や大型蓄電設備など大規模な設備をイメージする方も多いかもしれません。
しかし、すべての企業が大規模な設備を導入できるわけではありません。
ポータブル電源であれば、
・設置工事が不要
・必要な場所へ移動できる
・比較的導入しやすい
・平常時にも利用できる
というメリットがあります。
そのため、小規模オフィスから複数拠点を持つ企業まで、用途に合わせた電源対策として活用されています。
●普段のオフィス業務でも活用できる
ポータブル電源は「災害時だけ使うもの」ではありません。
日常では以下のような場面でも活用できます。
・電源コンセントが少ない場所での作業
・社内イベントや展示会
・屋外での営業活動
・フリーアドレス環境での電源確保
・テレワーク時のバックアップ電源
例えば、会議室やイベントスペースでパソコンやプロジェクターを使用する場合、コンセント位置を気にせず柔軟に電源を確保できます。
また、普段から使用しておくことで、いざという時にも操作方法や充電状態を確認しやすくなるというメリットがあります。
2.オフィス用ポータブル電源の選び方|確認すべき5つのポイント

オフィス用のポータブル電源を選ぶ際は、単純に「容量が大きいモデル」を選べばよいわけではありません。
使用する機器や停電時に維持したい業務内容によって、必要な容量・出力・機能は異なります。
例えば、ノートパソコンやWi-Fiルーターのみをバックアップする場合と、複数の業務機器を同時に稼働させたい場合では、適したポータブル電源の条件は大きく変わります。
オフィス用途で選ぶ際は、以下の5つのポイントを確認しましょう。
・必要な容量(Wh)を確認する
・定格出力(W)を確認する
・必要な出力ポート数を確認する
・充電方法を確認する
・安全性と保証内容を確認する
それぞれ詳しく解説します。
●必要な容量(Wh)を確認する
ポータブル電源選びで最初に確認したいのが「容量」です。
容量はWh(ワットアワー)で表され、数字が大きいほど多くの電力を蓄えられ、長時間機器を使用できます。
例えば、停電時に以下のような機器を使用する場合、必要な容量は異なります。
| 用途 | 必要容量の目安 |
|---|---|
| スマートフォン・Wi-Fiルーターなど通信機器の維持 | 500Wh前後〜 |
| ノートPC・モニターなど基本的な業務機器のバックアップ | 1000Wh前後〜 |
| 複数台のPCや長時間の業務継続 | 2000Wh以上 |
ただし、容量が大きくなるほど本体サイズや重量、価格も上がる傾向があります。
そのため、「どの機器を」「どれくらいの時間」使いたいのかを事前に整理し、必要以上に大きな容量を選ばないことも重要です。
一方で、災害時の停電は復旧まで時間がかかる可能性もあるため、余裕を持った容量を選ぶことで安心感が高まります。
●定格出力(W)を確認する
容量と同じくらい重要なのが「定格出力」です。
容量(Wh)が「どれくらい長く使えるか」を表すのに対し、出力(W)は「どのような機器を動かせるか」を決める数値です。
例えば、
・ノートパソコン:約50〜100W
・Wi-Fiルーター:約10〜20W
・モニター:約30〜100W
・小型家電:約数十〜数百W
といったように、機器によって消費電力は異なります。
ポータブル電源の定格出力を超える消費電力の機器は使用できないため、接続したい機器の消費電力を確認しておく必要があります。
特にオフィス用途では、複数機器を同時に使用するケースが多いため、
「使用する機器の消費電力合計 < ポータブル電源の定格出力」
になるように選ぶことが大切です。
例えば、
・ノートPC
・Wi-Fiルーター
・スマートフォン
・LEDライト
などを同時に使用する場合、余裕のある出力性能を持つモデルを選ぶことで安定した運用ができます。
●必要な出力ポート数を確認する
オフィスで使用する場合は、ACコンセントやUSBポートなどの種類と数も確認しましょう。
停電時には1台の機器だけではなく、複数の設備へ同時に給電するケースがあります。
確認したい主なポートは以下の通りです。
・ACコンセント
・USB-Aポート
・USB-Cポート
・DC出力ポート
例えば、ノートPCはAC出力、スマートフォンはUSB出力というように、機器によって適した接続方法が異なります。
また、普段のオフィス利用を考える場合、ポート数が多いモデルであれば会議室やイベント時にも柔軟に対応できます。
●充電方法を確認する
非常時の備えとして使用する場合、充電方法の種類も重要です。
一般的なポータブル電源は、以下のような充電方法に対応しています。
・家庭用コンセントからのAC充電
・ソーラーパネルによる太陽光充電
・車のシガーソケット充電
通常時はAC充電が便利ですが、大規模な停電が発生した場合、電力復旧まで充電できない可能性があります。
そのため、BCP対策として導入する場合は、ソーラーパネルなど複数の充電手段に対応したモデルを選ぶと、長期停電時にも対応しやすくなります。
●安全性と保証内容を確認する
オフィスで長期間保管・使用するポータブル電源では、安全性も重要な確認ポイントです。
特にバッテリーには寿命があるため、以下の点をチェックしましょう。
・リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)を採用しているか
・BMS(バッテリーマネジメントシステム)が搭載されているか
・保証期間は十分か
リン酸鉄リチウムイオン電池は、安全性や耐久性に優れ、近年多くのポータブル電源で採用されています。
また、企業で利用する場合は、購入後のサポート体制も重要です。
災害時に「充電できない」「使い方が分からない」とならないよう、保証期間やメーカーサポートについても事前に確認しておきましょう。
3.オフィスでポータブル電源を活用できる場面

ポータブル電源は、停電や災害時だけでなく、日常のオフィス環境でもさまざまな場面で活用できます。
「非常用の備え」として保管しておくだけではなく、普段から使用することで操作方法を確認でき、いざという時にもスムーズに活用できる点がメリットです。
ここでは、オフィスで想定される代表的な活用シーンを紹介します。
●停電時の業務継続・BCP対策として
オフィスでポータブル電源を導入する最大の目的の一つが、停電発生時の業務継続です。
災害や設備トラブルによって電力供給が停止すると、以下のような機器が使用できなくなる可能性があります。
・ノートパソコン
・Wi-Fiルーター
・通信機器
・スマートフォン充電器
・照明機器
特に現在のビジネス環境では、インターネット環境や通信手段が停止すると、社内外との連絡や業務システムへのアクセスにも影響が出ます。
ポータブル電源を備えておけば、優先度の高い機器へ電力を供給でき、最低限の業務環境を維持しやすくなります。
BCP対策では「すべての電力を復旧させる」ことだけではなく、「止めてはいけない業務を継続するための電源を確保する」ことが重要です。
●テレワーク・在宅勤務時のバックアップ電源として
働き方の多様化により、テレワークを導入する企業も増えています。
自宅で仕事をしている場合でも、停電が発生すると以下のような問題が起こる可能性があります。
・オンライン会議が途中で切断される
・業務データへのアクセスができなくなる
・インターネット環境が利用できなくなる
ポータブル電源があれば、ノートパソコンやWi-Fiルーターなど、在宅勤務に必要な機器へ電力を供給できます。
また、オフィスだけではなく、営業担当者やリモートワーカーが必要に応じて持ち運べる点も、ポータブル電源ならではの特徴です。
●会議室・イベント・展示会での電源確保
オフィス内では、電源コンセントの位置によってレイアウトや作業場所が制限されることがあります。
特に以下のような場面では、自由に移動できる電源が役立ちます。
・社内イベント
・プレゼンテーション
・展示会や商談会
・研修やセミナー
例えば、プロジェクターやノートパソコン、照明機器などを使用する場合、近くにコンセントがないと延長コードの準備が必要になります。
ポータブル電源を利用すれば、電源位置を気にせず柔軟に機器を設置できます。
また、配線を減らせるため、会場の安全性や見た目の改善にもつながります。
●フリーアドレスオフィスでの電源不足対策
近年では、固定席を設けないフリーアドレス型のオフィスも増えています。
自由な働き方ができる一方で、「作業したい場所に電源がない」という問題が発生することがあります。
ポータブル電源を活用すれば、
・好きな場所でパソコン作業ができる
・会議スペースへ簡単に移動できる
・レイアウト変更にも柔軟に対応できる
など、オフィス環境の自由度を高められます。
特に、頻繁に席配置を変更する企業や、多目的スペースを活用するオフィスでは、固定された電源設備だけでは対応しにくい場面があります。
●災害時の情報収集・連絡手段の確保
災害発生時には、電源確保だけでなく情報収集や連絡手段の維持も重要です。
スマートフォンや通信機器が使用できれば、
・従業員への連絡
・災害情報の確認
・取引先への状況共有
などを継続できます。
ポータブル電源は、単に電化製品を動かすためだけではなく、「必要な情報につながり続けるための備え」としても役立ちます。
●まとめ:オフィスでは「普段使い+非常時」の備えとして活用できる
オフィスにおけるポータブル電源の活用方法は、停電対策だけに限りません。
日常では、
・会議やイベントでの電源確保
・フリーアドレス環境での作業サポート
・テレワーク時のバックアップ
として利用できます。
そして災害や停電が発生した際には、重要な業務機器を動かすための非常用電源として役立ちます。
普段から使える電源を備えておくことで、突然のトラブルにも対応しやすい環境を整えることができます。
4.オフィス用ポータブル電源おすすめモデル
オフィス用のポータブル電源を選ぶ際は、「どの機器をどれくらいの時間使いたいか」を基準にすることが大切です。
小規模なオフィスで通信機器やパソコンのバックアップを目的とする場合と、複数の業務機器を長時間稼働させたい場合では、必要な容量や出力は異なります。
ここでは、オフィスでの利用を想定し、用途別におすすめのモデルを紹介します。
①【小規模オフィス・通信機器のバックアップ向け】PECRON E500LFP
少人数のオフィスや在宅勤務環境で、最低限の業務環境を維持したい場合には、コンパクトで扱いやすいポータブル電源が適しています。
PECRON E500LFPは、日常的に使用する機器のバックアップ電源として活用しやすいモデルです。
ノートパソコンやスマートフォン、Wi-Fiルーターなど、停電時にも維持したい通信機器への給電に向いています。
また、小型モデルのメリットは、設置場所を選びにくいことです。
デスク横や棚などにも置きやすく、必要な時にすぐ取り出して使用できます。
普段はテレワークや会議時の電源確保、非常時には通信環境の維持用として、1台備えておきたい方におすすめです。
おすすめの利用シーン
・少人数オフィス
・在宅勤務用バックアップ
・Wi-Fiルーターの停電対策
・スマートフォンやPCの充電用
②【日常業務と防災対策を両立したい方に】PECRON E600LFP
オフィスでパソコン作業を行いながら、災害時の備えも重視したい場合には、容量と携帯性のバランスが重要になります。
PECRON E600LFPは、日常利用と非常時のバックアップ用途を両立しやすいモデルです。
ノートパソコンやモニター、通信機器など、一般的なオフィス機器への電力供給に対応できるため、急な停電時にも業務環境を維持しやすくなります。
また、ポータブル電源は定期的に状態を確認することが重要ですが、普段から会議やイベントなどで使用しておくことで、操作方法や充電状態を把握できます。
「防災専用品として保管するだけではなく、普段から使える電源が欲しい」という企業に適した選択肢です。
おすすめの利用シーン
・小〜中規模オフィス
・複数人でのPC作業
・会議室での電源確保
・災害時の業務継続対策
③【複数機器のバックアップ・大容量BCP対策向け】PECRON F3000LFP
複数の業務機器を同時に使用したい場合や、停電時でも長時間の電源確保を重視する場合は、大容量モデルが適しています。
PECRON F3000LFPは、3072Whの大容量と3600Wの定格出力を備えたモデルです。
ノートパソコンや通信機器だけでなく、消費電力の大きい機器にも対応できるため、オフィスのBCP対策や非常用電源として活用できます。
また、リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)を採用しており、長期間の備蓄用途にも適した設計です。
停電時に重要となるUPS機能にも対応しているため、電源停止による業務への影響を抑える用途にも活用できます。
おすすめの利用シーン
・複数人が利用するオフィス
・長時間の停電対策
・重要機器のバックアップ
・本格的なBCP対策
オフィス規模・用途別の選び方
| 利用目的 | おすすめ容量帯 | おすすめモデル |
|---|---|---|
| スマートフォンや通信機器の維持 | 小容量モデル | E500LFP |
| PC作業や日常利用+防災対策 | 中容量モデル | E600LFP |
| 複数機器の長時間バックアップ | 大容量モデル | F3000LFP |
ポータブル電源は、容量が大きければ必ず最適というわけではありません。
設置場所、使用する機器数、停電時に維持したい業務内容を考慮して、自社に合ったモデルを選ぶことが重要です。
5.オフィスのBCP対策にはソーラーパネル併用がおすすめ

オフィスの停電対策としてポータブル電源を導入する場合、さらに備えを強化したい方にはソーラーパネルとの併用がおすすめです。
ポータブル電源は、あらかじめ電気を蓄えておくことで停電時に活用できますが、停電が長期間続いた場合は本体の電力を使い切る可能性があります。
そのような状況でも、ソーラーパネルがあれば太陽光を利用してポータブル電源を再充電でき、長期的な電源確保につながります。
●長期停電でも電力を補充できる
災害による停電では、復旧までに時間がかかるケースがあります。
短時間の停電であれば、事前に充電したポータブル電源だけでも対応できますが、数日間にわたる停電では「使った後にどう充電するか」が重要になります。
ソーラーパネルを組み合わせることで、
・コンセントが使用できない状況でも充電できる
・燃料の補給が不要
・繰り返し電源を確保できる
というメリットがあります。
特に、災害時に優先して維持したい通信機器やパソコンなどがあるオフィスでは、再充電手段を確保しておくことが安心につながります。
●燃料不要で管理しやすい
非常用電源として発電機を導入する企業もありますが、燃料管理や保管場所、安全面への配慮が必要になります。
一方、ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせは、燃料を使用しないため、
・燃料の備蓄が不要
・排気ガスが発生しない
・屋内外で取り扱いやすい
という特徴があります。
普段は保管しておき、必要な時だけ取り出して使用できるため、中小規模のオフィスでも導入しやすいBCP対策の一つです。
●日常利用しながら災害への備えができる
BCP対策で重要なのは、「非常時に確実に使える状態を維持すること」です。
長期間保管したままの防災用品は、いざという時に、
・充電が不足している
・操作方法が分からない
・機器の状態を確認していない
といった問題が発生する可能性があります。
そのため、ポータブル電源は普段から、
・会議やイベント時の電源として使用する
・ソーラーパネルで充電テストを行う
・定期的にバッテリー状態を確認する
など、日常運用しながら管理することが大切です。
●オフィス環境に合わせた設置を検討する
ソーラーパネルを導入する際は、設置場所や利用環境も確認しましょう。
確認したいポイントは以下の通りです。
・日当たりのよい設置場所を確保できるか
・使用時に安全に展開できるスペースがあるか
・ポータブル電源の充電入力仕様に対応しているか
例えば、屋上やベランダなど太陽光を確保できる環境では、停電時の補助電源として活用しやすくなります。
一方で、周囲に高い建物が多い場所では発電効率が低下する場合があるため、事前に設置環境を確認することが重要です。
●ポータブル電源+ソーラーパネルで「止まらないオフィス」へ
オフィスのBCP対策では、単に大容量の電源を準備するだけではなく、「電力を継続的に確保できる仕組み」を作ることが重要です。
ポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせることで、
・停電時のバックアップ電源
・通信環境の維持
・最低限の業務継続
をサポートできます。
特に災害リスクが高まる中で、電源確保は企業の事業継続における重要な準備の一つです。
6.オフィス用ポータブル電源に関するよくある質問(FAQ)
最後に、オフィスでポータブル電源を導入する際によくある疑問について解説します。
●ポータブル電源はUPS(無停電電源装置)の代わりになりますか?
ポータブル電源は、モデルによってはUPS機能を搭載しており、停電時のバックアップ電源として活用できます。
UPSとは、停電が発生した際に接続機器へ自動的に電力を供給し、突然の電源停止を防ぐための装置です。
ただし、すべてのポータブル電源がUPSとして利用できるわけではありません。
停電時に自動切替が必要な機器や、電源停止による影響が大きい設備で使用する場合は、以下の点を確認しましょう。
・UPS機能に対応しているか
・切替時間はどの程度か
・接続する機器に適しているか
特にサーバーや精密機器などを保護する場合は、専用UPSとの併用も検討すると安心です。
●オフィスではポータブル電源は何Wh必要ですか?
必要な容量は、使用する機器や停電時に維持したい業務内容によって異なります。
例えば、
・スマートフォンやWi-Fiルーターの維持
→ 500Wh前後〜
・ノートパソコンやモニターなどの業務機器
→ 1000Wh前後〜
・複数人分の業務環境を長時間維持
→ 2000Wh以上
が一つの目安になります。
ただし、使用時間や接続する機器によって必要容量は変わるため、「停電時に何を優先して動かしたいか」を基準に選ぶことが大切です。
●ポータブル電源は普段からオフィスで使えますか?
はい、非常時だけでなく日常利用も可能です。
例えば、
・会議やプレゼン時の電源確保
・レイアウト変更時の電源補助
・イベントや展示会での使用
・テレワーク環境のバックアップ
など、さまざまな場面で活用できます。
普段から使用しておくことで、充電状態や操作方法を確認できるため、災害時にもスムーズに利用できます。
●停電時でもWi-Fiルーターは使用できますか?
Wi-Fiルーターの消費電力は比較的小さいため、対応する容量のポータブル電源があれば停電時でも使用できます。
災害時には、インターネット環境やスマートフォンの通信手段を確保することが重要です。
そのため、BCP対策ではパソコンだけでなく、
・Wi-Fiルーター
・通信機器
・スマートフォン充電環境
などを維持できるよう準備しておくことがおすすめです。
●ソーラーパネルはオフィスのBCP対策に必要ですか?
必ず必要というわけではありませんが、長期停電への備えを考える場合には有効な選択肢です。
ポータブル電源は事前に充電して使用しますが、停電が長引いた場合は再充電する手段が必要になります。
ソーラーパネルを組み合わせれば、電力インフラが利用できない状況でも太陽光による充電が可能になります。
特に、
・災害リスクの高い地域
・重要業務を継続したい企業
・長時間の停電対策を重視する場合
には、ポータブル電源とソーラーパネルをセットで準備すると安心です。
7.まとめ
オフィス用ポータブル電源は、停電時の非常用電源だけではなく、日常業務のサポートやBCP対策にも活用できる便利な設備です。
導入する際は、以下のポイントを確認しながら、自社の利用環境に合ったモデルを選ぶことが大切です。
・必要な容量(Wh)
・対応できる出力(W)
・必要なポート数
・充電方法
・安全性や保証内容
また、災害による停電が長期化した場合を考えると、ポータブル電源単体だけではなく、ソーラーパネルなど再充電できる環境を整えておくことで、より安心した電源対策ができます。
小規模オフィスで通信機器やパソコンのバックアップを重視する場合、中容量モデルが適しています。
一方で、複数の業務機器を長時間稼働させたい場合や、本格的なBCP対策を行いたい場合は、大容量モデルを選ぶことでより幅広い用途に対応できます。
ポータブル電源は「非常時だけに使うもの」ではなく、普段の業務から災害時まで幅広く役立つ電源設備です。
自社の働き方や必要な業務レベルを考慮し、万一の停電でも安心して事業を継続できる環境を整えておきましょう。



















































